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あなたにとっての記念日も、私にとっては平日です
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僕は学生で、その日は卒業式で、朝、式の準備をしている最中に恋人から一方的に別れを告げられた。(なんと相手はジュンイチくんだった)
 親友だと思ってた子からは「敬語使えよ」ってキレられるし、混浴イベントがあるのにムダ毛の処理忘れるし、靴と間違えて傘を履くし、恋人とも親友とも話し合いたいのに時間ないしで散々だった。

 その散々な状況のなかでも恋人を失うのが一番つらくて堪えた。
 会えばわかってもらえるはずだと思いこもうとした。冷静に考えると、それが無理なのもわかってるし多分冷たい目でみられて無視されるというのも理解できたけど、とにかく顔が見たいと思った。
 みっともなくたって、女々しくたって、なんでもいいからとにかく縋りたい、縋らなくては、と思った。

 顔を見るときっと、その人に笑いかけられたりしたことや、触れたときの体温や匂い、思い出なんかが蘇ってくるんだろう。
 もう二度とそれを感じることができないんだと思うと、僕は、苦しくて苦しくて仕方がなかった。涙が溢れて止まらなかった。止まらないけど、時間は残酷だ。刻一刻と出かけなければならない時間が近づいてくる。
 卒業式にはその人ももちろん出席するだろう。顔を見られるのももう最後なのかもしれない。
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